コラム

コラム

「高いウニ=旨いウニ」とは限らない

1. 価格への信頼が、仕入れの判断を鈍らせる

上質なものを仕入れたい。その姿勢は当然のことです。「羽立(はだて)」「東沢(ひがしざわ)」――名の通ったブランドは、生産者の技術力の証明であり、確かな信頼の根拠があります。しかし大芳は申し上げます。「同じブランドでも、時期を外せば別物になる」。ブランドはあくまで生産者の実力を示すものであって、今日のその箱が旬のピークにあるかどうかは、また別の問題です。

競り場で「1番」を狙う前に知っておくべきこと

豊洲市場のウニは全国の市場で唯一、競り(せり)によって取引されます。その日最高の箱は、1枚10万円を超えることもあります。しかし、「1番の箱が、必ずしも貴店の料理に最適とは限らない」。用途・価格帯・客層によって、最適な箱は変わります。


2. 「産地×時期」の掛け合わせが、仕入れの精度を上げる

ウニの産地は北海道から九州まで広がりますが、旬の時期はそれぞれ異なります。大芳が長年の経験から感じてきた、産地と時期のおおまかな傾向をご紹介します。

産地 旬の目安 傾向・用途例
利尻・礼文(りしり・れぶん)産  6〜8月ごろ 昆布食いの産地らしい甘みが出やすく、夏のメニューとの相性がよい。
積丹(しゃこたん)産 6〜8月ごろ キタムラサキウニの産地として知られ、握りでの提供に向くことが多い。
落石(おちいし)産 11月末ごろ〜 シーズン終盤に入荷するエゾバフンウニ。冬場の選択肢として注目される産地。

※旬の時期や品質は年によって変動します。実際の仕入れにあたっては、その時々の市場状況をもとにご案内しています。

「今の時期、どこのウニが最もよいか」――この問いに対応できる仕入れ先を持つことが、貴店のメニューの安定につながります。


3. 「並び」と「バラ」、使い分けで原価管理も変わる

競り場には、粒を揃えて整然と並べた「並び」と、形や大きさが不揃いな「バラ」があります。
見た目だけで判断すると、仕入れコストに無駄が生じることがあります。

種別 特徴 向いている用途例
並び 粒が揃い、見た目が美しい。 握り・軍艦など、ウニをそのまま提供する料理に。
バラ 形は不揃いだが、箱によっては味に大きな差がないものも。 ウニパスタ・茶碗蒸し・ソースなど、調理に使う場合の選択肢として検討できる。

用途に応じた使い分けを意識することで、同じ予算でも仕入れの幅が広がる場合があります。


大芳は、貴店の仕入れ判断を支えるパートナーです

ウニの市場は、毎日動いています。先週旬だった産地が、今週は終わっている。だからこそ、その日の競り場の状況、産地ごとの今年の出来、「今日この箱を選ぶ理由」を、飲食店様とリアルタイムで共有することを大切にしています。

「今、最もコストパフォーマンスに優れたウニはどれか」――その問いにも、創業85年の実績と経験でお応えします。
大芳と一緒に、貴店のウニ仕入れをさらに磨いてみませんか。


お問い合わせ

仕入れのご相談・ご質問は、LINEからお気軽にどうぞ。

▶ LINE でお問い合わせ