2026.04.09
ウニとミョウバン -誤解を解き、本質を見極める。豊洲・大芳が語る仕入れの真髄-
1. 「ミョウバン入りウニは品質が劣る」は誤解である
大芳がはっきりと申し上げます。ミョウバンは、適切に使用すれば品質を損なうものではありません。
問題はミョウバンそのものではなく、鮮度の落ちたウニをごまかすために過剰に使われること。適切に使われたミョウバンは、ウニの形と鮮度を守り、料理の完成度を支える大切な役割を担っています。
「臭いウニ」の正体
「ウニが苦手」というお客様の多くは、じつはウニそのものが嫌いなわけではありません。鮮度の落ちたウニに大量に使われたミョウバンが原因です。あの独特の臭みと渋みは、ミョウバン単体ではなく、鮮度劣化との組み合わせが引き起こすもの。
2. 「無添加」の表示より「鮮度と産地」を見る
「ミョウバン不使用」と書いてあれば安心――そう思っていませんか。
大芳はっきりと申し上げます。無添加の表示だけでは、品質は保証されません。ミョウバンを使わなくても、鮮度が落ちたウニは崩れ、臭みが出ます。「無添加かどうか」よりも、「水揚げから何時間経っているか」「どの産地の、どの時期のものか」――この二点こそが、仕入れの本質です。
ミョウバン使用ウニと塩水ウニ、プロはどう使い分けるか
| 種別 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ミョウバン 使用ウニ |
形が整い日持ちする。鮮度と産地をきちんと見極めれば、十分においしい。 | 仕込みに時間的余裕が必要な場面、軍艦・盛り付け重視の料理、コース料理として安定供給したい場合。 |
| 塩水ウニ (無添加) |
本来の甘みと香りがダイレクトに出る。ただし水揚げから2〜3日が限界で日持ちしない。 | 握り・ウニ単体で勝負する料理・「本物」を売りにしたいメニュー、週末の特別メニューなど回転が速い場面。 |
3. 競り場で「いい箱」を見分ける、2つの視点
① 粒の張り
粒がふっくらと張っていて、箱の中で崩れていないものが良品です。
② 乾き度合い
表面に適度な締まりがあり、余分な水分が出ていないものが良質な状態です。過度に濡れていたり、箱の底に液が溜まっているものは、鮮度劣化や管理状態の悪さを示しています。
大芳は、貴店の仕入れを支えるパートナーです
ミョウバン使用か無添加か――その二択に答えを出すのではなく、「今日の料理に、今日のお客様に、何が最適か」を一緒に考える。それが大芳の仕入れの流儀です。
塩水ウニが活きる場面、ミョウバン使用のウニが活きる場面、その使い分けを熟知した料理人が、結果としてお客様の期待に応えています。
最適な一箱を、確かな判断でご提案する。創業85年の実績と経験が、貴店のウニ仕入れを支えます。
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